興味に応じて学べる2コース
日本語学専攻には次の2コースが設けられ、日本語や日本語教育に関連する各分野に、より高度な専門性をもってアプローチすることが可能です。
日本語学コース
日本語学コースの一つの柱は、今日の言語理論の研究成果を踏まえ、日本語の構造的特質を明らかにし、日本語の個別性から言語の普遍性を解明していくことです。もう一つの柱は、方言をはじめとする変容・多様性に関する研究です。日本語の理論的追究と、実態研究が相互補完的に行われ、バランスの取れた日本語研究を行うことができます。
日本語教育学コース
日本語の教育に関する専門的な知識と技能を身につけ、国内外の日本語教育関連分野で専門家として活躍できる人材を育成します。理論面では、日本語の習得と使用にかかわるさまざまな要因を解明し、効果的な言語習得を促す教育のあり方を探求します。実践面では、学習者のニーズや環境的制約に対応できる創造的な応用力を開発します。また、教育的な観点から言語を分析する力を育成します。
関連情報
大学院入試説明会、言語科学公開講座・講演会
入試説明会参加後、言語科学公開講座にもそのままご参加いただけます。
開催日・会場 |
開催時間 |
内容 |
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第1回目:2020年7月2日(土) |
13:30~14:30 |
大学院入試説明会 |
15:30~16:30 |
言語科学公開講座 |
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第2回目:2020年9月12日(土) |
13:30~14:30 |
大学院入試説明会 |
15:30~16:30 |
言語科学公開講座 |
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第3回目:2020年12月5日(土) |
13:30~14:30 |
大学院入試説明会 |
15:30~16:30 |
言語科学公開講座 |
入試情報
教員紹介
研究指導教員
専門分野 | 方言など日本語の言語変種について研究しています。現在行っているのは、談話資料に現れる諸事象の分析、アクセントの変化の研究、言語地理学的研究などです。研究指導は、日本語のバリエーションや、実際の資料から見た語の用法の分析、日本語の音声、日本語教育における音声教育などの分野で行っています。 |
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担当科目 | 日本語学研究(音声・音韻)、日本語学研究(方言・日本語史)、言語科学演習、修士研究 |
専門分野 | 日本語学、言語学を専門とし、意味と文法の関係について日本語、および、日本語と他の言語とを対照する研究を行っています。現在の研究テーマは、テンス・アスペクトです。指導では、語彙、文法、談話、語用の関係に理論的、あるいは、記述的な切り口からアプローチする方法や、対照言語学的な観点から、日本語学習者の日本語の特徴を研究する方法を指導します。 |
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担当科目 | 言語学概論、日本語学研究(語彙・意味)、言語科学演習、修士研究 |
専門分野 | 専門分野は、日本語と他言語の対照研究です。特に、文法を談話や語用を視野に入れて研究しています。最近は、言葉のバリエーションがどのように生み出されるか、そのメカニズムにも興味があります。研究指導は、生成文法や日本語学の枠組みを用いた日本語と他言語の対照研究などの分野で行っています。 |
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担当科目 | 言語文化研究、日英対照言語研究、談話分析研究、言語科学演習、修士研究 |
専門分野 | 専門は、言語学で、日本語や英語の統語現象から、言語の体系や一般的特性を探り、逆に、各々の言語の個別的特徴を研究しています。また、言語学の知見、特に言語の体系的整合性・規則性の言語教育への還元も最近の研究テーマです。研究指導分野は、統語論、日英対照研究、日本語と英語の文法(記述文法、学習文法)、文法指導などです。 |
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担当科目 | 日本語学研究(統語)、修士研究 |
専門分野 | 日本語・英語の読解のプロセスと学習に、読み手要因(言語知識、背景知識、母語など)、テクスト要因、タスク要因がどう関わるかを研究しています。語彙の習得と評価、読解と作文についての研究も行っています。研究指導分野は、第二言語の習得と使用と教育についての研究(言語知識・言語運用、ストラテジー、情緒要因、評価、教師教育など)。 |
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担当科目 | 応用言語学研究、日本語習得研究、評価法研究、日本語教育学研究、日本語教育実習、言語科学演習、修士研究 |
時間割
開講科目
修了要件
博士前期課程の修了要件は、当該課程に2年以上在学し、次の選択肢のいずれかを満たすことです。
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研究テーマに関連する科目を中心に履修して32単位以上を修得し、かつ、研究した結果を「修士論文」としてまとめて提出し、最終試験に合格すること。
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専攻及び関連分野から幅広く科目を履修して40単位以上を修得し、かつ、調査研究した内容を「修士研究報告」としてまとめて提出し、最終試験に合格すること。
ただし、在学期間に関しては、優れた研究業績をあげた者は大学院に1年以上在学すれば足りうるものとします。
シラバス
日本語教育教員養成プログラム修了証の取得について
日本語教育教員養成プログラム修了証は、コースにかかわらず以下の条件を満たした者に与えられます。
1.下の表にある領域全体から合計28単位以上修得する。
2.領域区分(c)の*印のついた科目のうち1つを必修とする。
3.領域区分(d)の*印のついた科目は2つとも必修とする。
4.領域区分(e)の日本語学研究から1科目(4単位)を必修とする。かつ、領域区分(e)から計8単位以上修得する。
領域 |
区分 |
科目名 |
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社会・文化・地域に関わる領域 |
(a)社会・文化・地域 |
日本研究 |
(b)言語と社会 |
社会言語学研究 |
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教育に関わる領域 |
(c)言語と心理 |
*応用言語学研究 |
(d)言語と教育 |
*日本語教育学研究 |
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言語に関わる領域 |
(e)言語 |
言語学概論 |
ティーチング・アシスタント制度
本学の学部または大学院での教育補助業務を行います。ティーチング・アシスタントは大学院生の研究指導を担当する教員の指示に従い、教員が担当する学部または大学院修士課程の学生に対する講義、実習、演習、試験等での教育補助業務を行います。
この経験を通して、将来の研究者、指導者としての素質を養うことを目的としています。
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本学大学院の博士課程後期に在学している者または修士課程に在学し、学業成績優秀かつ、教育補助業務を遂行する能力・適性を有する者からの選抜です。
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1週間当たり5時間の勤務を基準とすることが条件です。
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ティーチング・アシスタントには、勤務に応じて月給が支給されます。
※ ティーチング・アシスタントには任期があります。