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導入事例:崇城大学

学生一人ひとりがプロフェッショナルであり、国際的なビジネス・リーダーであること。その先にあるのは、人に役立つ人として歩む人生

「他の大学がやっていないこと、社会や世界のニーズに合ったことを常にやって行きたい。」 2010年、崇城大学が、神田外語グループ 神田外語大学との大学間協力により新たな改革目標を「英語教育“超”進化プロジェクト」として国際的なビジネス・リーダーの育成に挑む。

崇城大学 中山 峰男 学長

  • 神田外語の大学間教育連携と、自立型学習施設SILC建設への思い ~大学の経営戦略と大学間連携によって求める効果~

    86項目のマニュフェスト

    平成15年、崇城大学 中山学長が現職に就くときに掲げた86項目のマニュフェスト。その中の1つに英語教育の改革があった。テーマは自由に実践的に英語を使いこなせる環境、そのための施策。

    それから約5年間。様々な試みと思いが交錯する中、平成21年にふと目にした「神田外語大学と広島文教女子大学」の大学間連携の記事。中山学長曰く「学生の授業受講後のきちんとした「成果と効果」がイメージできたこと」が神田外語に決めた一番の要因である、とのこと。カリキュラムに具体性があり、学生が伸びるということ。且つその教育内容が分かること。これらの要素が神田外語との今回の提携への足懸かりになったと語る。

  • 崇城大学のアピールポイント~地方大学の生き残りを掛けた改革~

    1967年(昭和42年)、工科の単科大学からスタートした崇城大学。「ものづくり」「技術の伝承」を通じて地域と共生しながら、地方大学としての生き残りをかけ、「環境、生命、情報、デザイン」の4つのキーワードを掲げ、総合大学へ向けての様々な改革を戦略的に行ってきた。工科の単科大が大学名を変更し総合大学へと成長するにはいくつもの課題を超えなければならなかった。

    常に持つべきは「先進性」と「先見性」。
    1976年の応用微生物工学科の設置を皮切りに、構造工学科、宇宙航空システム工学専攻の設置。1987年には航空整備士やパイロットの養成をしたいという想いが実現し、日本国内では初の大学として熊本空港内にキャンパスを設けるなど、当時から日本のパイオニア的な存在となっている崇城大学。その後も総合大学への改革が進み、2004年には生命学科、応用生命科学専攻を設置。発展系として薬学部へと改革は続く。情報系では電子工学科、電気工学科を改組して情報学部を開設。

    先端的、世界のニーズといった観点に立ちソニーの中村末廣氏を副学長として招き、情報学部の改革依頼。これからの社会、世界の情報分野をにらみ、どのような学問分野の人材を輩出したらよいかという考えをもとにプログラム、カリキュラムを組んだ。

    学生たちからの評判は上々だ。「他の大学がやっていないこと、社会や世界のニーズに合ったことをやって行きたい。」中山学長の「実(じつ)のある改革」はこれからも続く。

  • 学問、人間形成、プロフェッショナル養成と基礎学力としての外国語コミュニケーションについて ~社会で『ひっぱりだこ』になる人材育成~

    「できるだけ多くの学生に英語ができるということはビジネスの可能性も大きく世界へ広がっていくのだ、そのように感じてもらいたい。それによって、学生が起業家を目指すようになってもらえれば。そして外国の先端的研究者、技術者に崇城大学の学生を指導してもらいたい。ツールとしてのことば、コミュニケーションは世界でのリーダーシップの育成には欠かせないものである。」

    今後の大学院の授業はすべて英語で行うようにしたい、という学長の学生に対する思いがこの言葉からも伝わってくる。「これから崇城大学が目指す学生像は、徹底的に鍛え上げられ、就職が厳しい昨今でも、どのような就職難でもその業界のひっぱりだこになる、崇城大学の学生をうちの企業にと言われるようになること。そのためには英語能力、日本語、コミュニケーション、プレゼンテーション能力、ITリテラシー、礼儀作法、何一つかけてはならない。」総合的な大学のブランド力構築のための広報力、戦略を今回「英語」を取り入れることによって、前に一歩でも踏み出したいという思いが伝わってくる。

    時代をどのように認識し、崇城の学生をいかにして世界に輩出して行くのか、知名度に頼らず実態の伴う教育、その後の就職支援、大学の真価がそこに問われる時代が到来したのである。

  • SILCを活用した「崇城ブランド戦略」

    リーダーシップのある経営者の判断。そして今後の大学の教育改革とそれに伴う対外広報が大学のブランド力をどのように上げていくのかが今の大学経営の大きな課題となっている。

    2010年秋のオープンから4年、着実な成果をあげてきた英語学習施設SILC ( Sojo International Language Center )。今後のSILCの展開としては、1,2年生の一般教養の英語教育環境としての教育内容の充実、又、3,4年生、院生の英語をよりブラッシュアップする為の施設としても期待されている。

    これからの教育のあり方、大学の位置づけを考察すると、大学間協力というキーワードが浮かんでくる。産学連携、産学官協力などの言葉が日々新聞紙面を賑わせる中、今回の試みは単なる語学教育のあり方の提供に留まらず、今後の経営戦略上、不可欠となる、一般への訴求とステークホルダーとの関係の構築つまり広報戦略も含めた施策が含まれている。

    首都圏、関東近郊を学生募集の主な拠点とする神田外語グループと九州、熊本という地域、地元に根ざした大学間協力。クロスメディアの観点からこの大学間協力事業を見て、どのような効果が期待されるのだろうか。

    中山学長の力強いメッセージが帰って来た。
    「相互の違いを活かしながらプロ同士の共有事業として大学間連携をアピールして行きたい。お互いの大学の広報力向上のためにこれからの協力関係をより一層構築していきたい。」

    両校の思いの詰まった大学間協力。崇城大学と神田外語グループはその具現化へ向けて共に歩き始めた。


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大学間教育連携に 関するお問い合わせ 学校法人佐野学園 法人本部/学園広報 渡邉 公代  TEL 03-3258-5837 FAX 03-5298-4123

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